オススメはcom?jp?ドメイン名の違いとSEO効果と避けたいドメイン

最終更新日: - POST CATEGORY = SEO

初心者にもお財布にも優しいお手軽パック個人事業・中小企業向けホームページ制作パッケージ選べる3つのプラン118,000円〜
.com.jp.net.orgなどたくさんのドメイン名が吹き出しの中に書かれた画像

[この記事はPRを含みます]

ドメインとは、インターネット上で言う、家の表札のようなものです。

土地を用意して【サーバー用意】、住む人の名前がはっきりして【独自ドメイン取得】、家を建てて【ホームページ作成】、表札をつける【DNSを設定し独自ドメインでホームページが見られるようにする】。

こんなイメージです。

かなりザックリとした説明ですが、一般的な解釈として「ドメイン≒ホームページのURL」と考えてもさほど問題ありません。(これにツッコミを入れられる方はこの記事を読む必要ない方です / 笑)

目次

  1. トップレベルドメイン(TLD)と独自ドメインの解説
  2. .comは世界中誰でも取得できる「商業組織用」
  3. .netは元々は「ネットワーク用」、でも現在は制限なし
  4. .orgは「非営利団体」。でも.netと同じく現在は制限なし
  5. gTLDのSEO効果はどっこいどっこい。好きなのを取得すればいい
  6. 日本でしか取得できない.jpは信用が高くSEOに有利!?
  7. 世界最高の信頼度!.co.jp!でも取得には条件が。
  8. トップレベルドメインは日々増加し、数えたくない程ある
  9. 中小企業にオススメのドメインは?
  10. 個人事業主にオススメのドメインは?
  11. 新ドメインのメリットデメリット
  12. 中小企業・個人事業主が取得すべきではない呪われしドメイン
  13. バイリンガルサイトの場合のドメインは?
  14. どこでドメインを取得できるのか
  15. ドメインは大切に扱いましょう
  16. 結論:ドメインを取得して何がしたいのか?が重要

トップレベルドメイン(TLD)と独自ドメインの解説

ドメインと聞いて、よく目にするのは【com】、【net】、【jp】に【org】、【co.jp】などではないでしょうか?この部分を「トップレベルドメイン」と言います。

このトップレベルドメインの前に、自分の好きな名前をつけて取得するのが「独自ドメイン」です。くえりの独自ドメインは「queryinc.co.jp」、こんな風に自分だけの特別なドメイン名が手に入ります。

ちなみに、独自ドメインは「世界にひとつ」だけのものです。早い者勝ちで取得できます。

さて、トップレベルドメインにも様々な種類がありますが、皆さんはこの違いをご存知ですか?トップレベルドメインには、それぞれに意味がつけられているんですよ。また、取得できる条件も異なります。

では、有名トップレベルドメインの意味について見て行きましょう。

.comは世界中誰でも取得できる「商業組織用」

昔「どっと混む」などとオヤジギャグを言っていた方がいらっしゃいました。当然、その場の空気は凍り付きましたが、あながち間違ってはいません。だって、商業組織のためのトップレベルドメインですもの。

gTLD(generic TLD)と呼ばれるドメインの種類で、世界中誰でも取得できます。個人でも企業でも大丈夫です。

最大のメリットはその知名度と取得費用の安さ。海外で取得すれば$8以下。日本でも¥1,000以下、ワンコインの場合もあります。$0.99で取得できちゃう場所も。1円で取得できるところも!(初年度のみ)

.netは元々は「ネットワーク用」、でも現在は制限なし

インターネットサービスプロバイダなどネットインフラのために使われていたのが.net。現在はこの制限は解除され、世界中誰でも取得できます。

こちらのメリットも取得費用の安さ。.comと並んで知名度が高いのもメリットのひとつです。次に紹介する.orgより言い易いですしね。

.orgは「非営利団体」。でも.netと同じく現在は制限なし

ちなみに「ドットオーガ」と読みます。上の2つと同じくgTLD。世界中で広く認知されている世界標準ドメイン名ですが。.comや.netに比べると若干知名度は劣るかもしれません。

TLDのSEO効果はどっこいどっこい。好きなのを取得すればいい

コストも取得条件もあまり差のない【com】【net】【org】。SEO効果も特別差があるわけではないとされています。

あとは「イメージ」の問題です。これは筆者の(20年位の)独自調査ですが、一般消費者層のご意見をまとめると『.comは怪しい。』『.netはうさん臭い。』『.orgは正体不明。』だそうです。

どれもマイナスイメージが目立ちますね(汗)。聞き方が悪かったのかしら…。

『.comは嫌いだから.netにする』人もいれば、『.comも.netも騙されそう!.org一択!』なんてのも。逆に昔のイメージで『.orgは非営利団体しか取得できないのにここは商売してる!』と文句をいう人もいたりします。

Yahoo!知恵袋などに「どのドメインを取るべきか」と質問していらっしゃる方も多いですが、返答を見るとやはりイメージ先行。『.comはあり得ない!』と熱弁されている方もいらっしゃいました。確かに、20年以上前は悪いことする.comドメインのサイトって結構多かったかも?当時はインターネットそのものが新しいものだったので、悪い部分が目立ってしまっていただけかもしれませんが。

.comドメインのすべてのWebサイトが怪しかったら…今のご時世、インターネット上で行動することは困難です。.com(だけではありませんが)を使った詐欺サイトが結構ありますが、これはドットより後ろのcomやnetの問題ではなく、googleやamazonのような有名サイトにあえて間違われるようにamazoneとか、ドットより前でいらんことしてるのがほとんどです。

日本でしか取得できない.jpは信用が高くSEOに有利!?

上の3つとは異なりccTLD(country code TLD)と呼ばれるドメインの種類で、日本に住所がないと取得できないのが.jpです。

ccTLD=国別コードトップレベルドメインと言って、国を識別できるドメインのことをです。

和食、工業製品、工芸品、寿司、天ぷら、侍、忍者、Made in Japanなものは世界的にも信用があります。と言う訳で、信用が高いとされる.jpですが、SEO効果的に特別高いというわけではありません。SEOにおいては、やはりコンテンツ命です。

ただ、先に申し上げた通り【com】【net】【org】と違って「日本に住所がある人が取得している」という安心感は世界共通のようです。

デメリットとしては、【com】【net】【org】に比べると取得費用が少し高め。

世界最高の信頼度!.co.jp!でも取得には条件が。

.co.jpとつくドメインは、日本国内に登記のある企業しか登録できない上に、1企業につき1つしか取得できません。日本の企業の世界的な信頼度は言わずもがな。また、日本の一般消費者層に伺っても「.co.jpなら企業ページだから安心安全。」というご意見が目立ちます。それがどんな企業かも知らないで…なんて(笑)

以前は取得に履歴事項全部証明書の提出が必要というのがほとんどでしたが、今は求められた場合のみのようです。

co.jpは半年以内に登記予定の株式会社、合同会社なども取得可能で、その場合は半年以内に提出の必要あり

トップレベルドメインは日々増加し、数えたくない程ある

この記事ではcomやらjpやら、超有名どころしか言及していませんが、トップレベルドメインの数は、数えるのがうんざりするほどあります。申請すると自分で作れちゃったりもしますしね。有名企業がブランディング等の目的で取得するケースもあります。例 シャープ株式会社のjp.sharpとか。

中小企業にオススメのドメインは?

まず取得すべきは、co.jpと言えるでしょう。

しかし、取得条件がある他に、料金も他のドメインと比べると高いので(.jpよりもco.jpの方が高い)、企業でも取得を躊躇される場合があります。

ですが、日本国内において、ブランディング効果も考慮し、『会社名.co.jp』に勝るドメインがあるでしょうか?コーポレートサイトを作る場合は、このドメインを取得するべきです。会社登記費用の一部と思って取得しましょう。

【追記】この記事はcquery.netで運営していた頃に書き、月平均5000PV程度のアクセスがありました。この度、法人化を機にqueryinc.co.jpへとドメインを改めました。.netから.co.jpに変更したことで、記事の検索順位などに差が出るのかについては、情報が集まり次第追ってご報告します。

【追記2】co.jpドメインになって半年、検索順位に大きな変動はありませんでした。正直にいうと、少し下がりました。でもこれはドメインのせいではないでしょうね。より有益な記事を書けとの天の声が聞こえてきそうです。

ドメインは早い者勝ちで既に取得されてしまっている場合も

写真共有コミュニティーサイトとして有名なFlickr(フリッカー)。元々は「flicker」だったそうですが、すでに『flicker.com』が取得されてしまっていたので、サービス名をFlickrに変えたそうです。ドメインと企業名・サービス名の関係はこれほど重要なんですね。

個人事業主にオススメのドメインは?

では個人事業主の場合はどうでしょう。co.jpは取得できませんので、com、net、jpなどから選ぶことになります。

基本的には、屋号やサービス名+好きなTLDを選べば良いです。

逆にオススメできないドメインってのは明確にあります。それは後述します。

有名どころの.com.net.jp他に新ドメインと呼ばれる.tokyoや.shopなどもあり、地域や業種によってはこれらの選択肢も考えられますね。

新ドメインのメリットデメリット

.tokyoや.shopなどの新ドメインは、有名どころの.com.netに比べ安く取得できますし、思い通りのドメインを取得できる可能性も高いです。ならば新ドメインで良いじゃん!と思われるかもしれませんが、ちょっと待ってください。

新ドメインは新しいが故に、その知名度は高くありません。そのため、「怪しい」と思われてしまう可能性もあります。(覚えにくい・読みにくいっていうデメリットも)

また、初心者向けな情報ではなくなってしまいますが、中古ドメインが使いにくい、エイジングフィルターの不安が拭えないというデメリットも存在します。(これらについてはまた別の機会にご説明します)

考え方は人それぞれではありますが、あえて新ドメインを利用しなければならない理由は考えにくく、.com、.net、.jpあたりから選んでおく方が無難と言えます。

中小企業・個人事業主が取得すべきではない呪われしドメイン

あるんです。使うべきではないドメインが。そのドメインを使ってしまうと、どんなに頑張ってページを作っても検索上位に表示されることがない、メールも迷惑フィルター行きになる呪いのドメインというものが!!

以前誰かが使っていて、今現在は手放されて取得可能になっているドメインを中古ドメインと呼びます。中古ドメイン自体は、SEO面で有利になる可能性もあるのですが、前の所有者がそのドメインで悪いことをしていた場合…ブラックリストに登録されてしまっており、さまざまな場面で不利益を被ることになります。

なので、ドメインを取得するときには、aguse ネット調査さんなどを利用して、取得希望のドメインがブラックリスト入りしていないか確かめましょう。

バイリンガルサイトの場合のドメインは?

日本語のサイトであれば.jpの方が信用度があり、ユーザーも安心して閲覧できるという風潮ですが、バイリンガルでマーケティングを行っているサービスの場合はどうすれば良いでしょうか?

この場合、各言語に合わせてドメインを取得し、表示する言語によって使い分けるのが良いです。

例えば、日本語のWebサイトの場合は「○○○.jp」。フランス語なら「○○○.fr」。アメリカなら「○○○.com」という感じです。(アメリカはccTLDで言うと.usなのですが、.comを取得するケースの方が多いそう)

これだとドメイン代が大変!と思われるかもしれませんが、Webサイトをバイリンガル化する費用と労力を考えれば安いもんです。Webサイトバイリンガル化の打ち合わせで使うコーヒー代で、その国の人々とフレンドリーになれると考えたら、安いものです。

どうしても費用が気になる場合はサブドメインを利用する手も

まず、gTDLのドメインを取得します。今回は【○○○.com】を例にします。ドメインをひとつ取ったら、サブドメインは大抵の場合無料で取得できます。

日本語であれば「jp.○○○.com」、フランスなら「fr.○○○.com」です。英語なら「○○○.com」だけで良いですね。「japanese.○○○.com」でもいいですが、これだと長過ぎますかね?

またサブドメインではなくサブディレクトリを使うのも手です。
「○○○.com/jp」や「○○○.com/fr」といった感じ。サブドメインを取得する手間が省けるのがメリットです。以前はサブディレクトリはSEO的に不利だと言われていましたが、Googleはサブドメインとサブディレクトリをほぼ同等に扱っているそうです。海外SEO情報ブログさんで詳しく解説されていますので、ご参考になさってください。

どこでドメインを取得できるのか

取得したいドメインが決まったら、ドメイン管理会社(レジストラ)で実際に取得しましょう。

ドメインの価格は、ドメイン管理会社によっても違います。.jpとかだと数千円の差が出るんですよね。ドメイン管理会社の選び方は人それぞれ…なのですが、お使いになるサーバーと同じところで取得すると、設定や支払いが楽です。

もちろん、ドメイン管理会社とサーバーを別々に選ぶということもできて、そうした方が取得費用も維持費も安くすむケースがあります。良くあるのが、ドメインはお名前.comさんでサーバはエックスサーバーさんとか。

設定や支払いなどの少しの手間と、費用を天秤にかけて、お選びいただくのが良いかと。(くえりにWebサイト制作をご依頼いただいた場合、ドメイン取得やサーバー設定の代行は無料で行なっています)

有名どころのドメイン管理会社

お名前.com

初年度のドメイン管理料が安いです。そして新ドメインの取り扱いもとても多いです。中古ドメインのオークションとかもやってます。この記事書いてるときに中古ドメイン眺めてたら、circleksunkus.jpが売りに出されてました。サークルKサンクスさんのドメインですね。1,010,100円(2019年6月13日)だそうですよ。高いととるか、安いととるかは、あなた次第!

Xdomain エックスドメイン

ゴリゴリにサイト運営するアフィリエイターさんにも大人気のエックスサーバーが提供するドメインサービス。エックスサーバーからドメインを取得するより、このXdomainから取得した方が安く取得できます。

スタードメイン

コスト面でみるととてもオススメなのがスタードメイン。無料のレンタルサーバもついてきます(WordPressも使えるサーバです)。ただ取得できるドメインの種類が少なかったり、Webサイトが使いにくかったりして、もしかしたら、初心者向けではないかも(以前は支払いもかなり面倒だった)。個人的にはかなり使っています。

ドメインは大切に扱いましょう

どのドメインを取得したとしてもSEO効果に大きな差があるわけではありません。結局のところ、SEOはコンテンツ命です。ですが、ドメインがユーザーに与えるイメージというのは、その後のお商売の命運を分ける可能性もあります。ですから中長期的な戦略を考慮した上でドメインを決めることをおすすめします。

ドメインって、取得してから時間が経過しているものの方がSEOには有利とされています。だから、「気に入らないからやーめた」としてしまうのはもったいないです。ドメインを途中で替えるということは、Webサイトの運営のみならず売上にも直結する大変なことなんですよ。←ドメイン変更の影響を最小限に抑えるため、ホームページ業者は必死で対策をします。(中にはそういうの無視しちゃう業者もあるんですが…)

また、注意したいのが、個人業者や格安でホームページ制作を依頼する場合。ドメイン取得もホームページ業者がやってくれる場合が多いのですが、その時、ドメインの名義も業者になっていてる場合があります。そうすると、ホームページ業者を変更しようとした時、ドメインが人質になってしまうトラブルも良くあります。最悪の場合、失われるケースも…

制作費の安い高いで、ドメインが人質になる訳ではないのですが、傾向として格安業者の方がこの傾向が強いかと。業者との契約時には、ドメイン名義についてもきちんと確認しましょう。

くえりでもドメイン取得代行しますが、ドメイン名義は全てお客様名義で取得します。ドメインは財産と考えているからです。

結論:ドメインを取得して何がしたいのか?が重要

事業を立ち上げて会社を作ったからってお金がたくさん入るわけではないように、ドメインを取得しWebサイトを作ったからたくさんのユーザーが見てくれるわけでもありません。そのドメインでこれからどんな活動をしていくか、ということにフォーカスしましょう。

少しでもSEO効果を高めたい、スタートダッシュを決めたい場合は、ある程度のネットリテラシーと技術的な知識があった方が良いです。一人で悩むよりも誰かに相談した方が、詳しい情報を得ることができますよ。ぜひ、くえりにご相談ください。

この記事を読んだ人はこの記事も読んでいます

Facebookアイコン