.com?. jp?ドメイン名の違いとSEO効果と運用について

たくさんのドメインが吹き出しの中に書かれた画像。
ドメイン名を取得する時に、困るのが【com】、【net】、【jp】に【org】、そして日本では一番馴染みのあるであろう【co.jp】。いろいろな種類のドメインがありますが、皆さんはこの違いをご存知ですか?

ドメインは早い者勝ちで取得できます。ですから「.comを取ろうとしたらもう取られていた。なので.orgにしたい」なんて方もいらっしゃいます。が、これはちょっとおすすめできません。
ドメインにはそれぞれ意味や用途が決まっており、取得できる条件やメリットデメリットもあります。
 
まずはそれぞれの用途について見て行きましょう。

 

.comは世界中誰でも取得できる「商業組織用」。

昔「どっと混む」などとオヤジギャグを言っていた方がいらっしゃいました。当然、その場の空気は凍り付きましたが、あながち間違ってはいません。gTLD(generic TLD)と呼ばれるドメインの種類で、世界中誰でも取得できます。個人でも企業でも大丈夫です。
 
最大のメリットは取得費用の安さ。海外で取得すれば$8以下。日本でも¥1,000以下、ワンコインの場合もあります。$0.99で取得できちゃう場所も。

 

.netは元々は「ネットワーク用」、でも現在は制限なし。

インターネットサービスプロバイダなどネットインフラのために使われていたのが.net。現在はこの制限は解除され、世界中誰でも取得できます。
 
こちらのメリットも取得費用の安さ。.comと並んで知名度が高いのもメリットのひとつです。次に紹介する.orgより言い易いですしね。

 

.orgは「非営利団体」。でも.netと同じく現在は制限なし。

ちなみに「ドットオーガ」と読みます。上の2つと同じくgTLD。世界中で広く認知されている世界標準ドメイン名ですが。.comや.netに比べると若干知名度は劣るかもしれません。
 
.orgを.orzと誤入力されてしまい流入機会損失・・・なんて、そんなんやるの私だけでしょうか(汗)

SEO効果はどっこいどっこい。好きなのを取得すればいい。

コストも意味もあまり差のない【com】【net】【org】。SEO効果も特別差があるわけではないとされています。あとは「イメージ」の問題です。ざっくり皆さんの印象をまとめると『.comは怪しい。』『.netはうさん臭い。』『.orgは正体不明。』・・・どれもマイナスイメージが目立ちますね(汗)。『.comは嫌いだから.netにする』人もいれば、『.comも.netも騙されそう!.org一択!』なんてのも。逆に昔のイメージで『.orgは非営利団体しか取得できないのにここは商売してる!』と文句をいう人もいたりします。
 
Yahoo!知恵袋などに「どのドメインを取るべきか」と質問していらっしゃる方も多いですが、返答を見るとやはりイメージ先行。『.comはあり得ない!』と熱弁されている方もいらっしゃいますが、きっと昔.comドメインのサイトで嫌な思いをされたんでしょうね・・・。
 
これらのドメインすべてのWEBサイトが怪しかったら・・・インターネットなんてできませんのにね?
 

 

日本でしか取得できない.jpは信用が高くSEOに有利!?

上の3つとは異なりccTLD(country code TLD)と呼ばれるドメインの種類で、日本に住所がないと取得できないのが.jpです。和食、工業製品、工芸品、寿司、天ぷら、侍、忍者、Made in Japanなものは世界的にも信用があります。と言う訳で、信用が高いとされる.jpですが、SEO効果的に特別高いというわけではありません。SEOはやはりコンテンツ力命です。
 
またGoogleのバイリンガル化も進んでいると言われていますから、『日本語サイト=.jp』と決めつける必要もないかもしれません。ただ、先に申し上げた通り【com】【net】【org】と違って「日本に住所がある人が取得している」という安心感は世界共通みたいです。
 
また取得費用が高め。理由は『JPドメインの登録料はなぜ高いのか』という記事にとても詳しく解説されています。

SEO効果の事で補足。【日本語ドメイン.jp】ともなるとお話は別です。例えば【温泉宿.com】と【温泉宿.jp】を比べたら、検索エンジンは【温泉宿.jp】を上位表示するでしょう。でも【日本語ドメイン.jp】でSEOは万全!というわけではありません。あくまでもコンテンツ命です。

 

世界最高の信頼度!.co.jp!でも取得は大変。

まず.co.jpは、日本国内に登記のある企業しか登録できない上に、1企業につき1つしか取得できません。日本の企業の世界的な信頼度は言うまでもありませんし、さらに言えば日本人ですら.co.jpなら企業なんだから大丈夫。と思っています。それがどんな企業かも知らないで・・・なんて(笑)
 
取得困難な上に料金も高いので、企業でも取得を躊躇される場合もありますが、日本国内において、SEO効果としてもブランディング効果としても『会社名.co.jp』に勝るドメインがあるでしょうか?コーポレートサイトを作る場合は絶対にこのドメインを取得するべきです。会社登記費用の一部だと思った方が良いくらいです。

ただ、既に取得されてしまっている場合もあります。
 
写真共有コミュニティーサイトとして有名なFlickr(フリッカー)。元々は「flicker」だったそうですが、すでに『flicker.com』が取得されてしまっていたので、サービス名をFlickrに変えたそうです。ドメインと企業名・サービス名の関係はこれほど重要なんですね。

 

バイリンガルサイトの場合のドメインは?

日本語のサイトであれば.jpの方が信用度があり、ユーザーも安心して閲覧できるという風潮ですが、バイリンガルでマーケティングを行っている場合はどうすれば良いでしょうか?
 
この場合、2つ以上のドメインを取得し表示する言語によって使い分けるのが良いです。
 
例えば、日本語のWEBサイトの場合は「○○○.jp」。フランス語なら「○○○.fr」。英語なら「○○○.com」という感じです。これだとドメイン代が大変!と思われるかもしれませんが、正直申し上げますと・・・WEBサイトをバイリンガル化する費用に比べれば、安いもんです。バイリンガル化の打ち合わせで使うコーヒー代で、その国とフレンドリーになれるなら、それに越したことはありません。

 

費用が気になる場合はサブドメインを利用する手もあります。

 まず、gTDLのドメインを取得します。今回は【○○○.com】を例にします。ドメインをひとつ取ったら、サブドメインは大抵の場合無料で取得できます。
 日本語であれば「jp.○○○.com」、フランスなら「fr.○○○.com」です。英語なら「○○○.com」だけで良いですね。個人的には「japanese.○○○.com」の方がいいですが、これだと長過ぎますかね?

またサブドメインではなくサブディレクトリを使うのも手です。
「○○○.com/jp」や「○○○.com/fr」といった感じ。サブドメインを取得する手間が省けるのがメリットです。以前はサブディレクトリはSEO的に不利だと言われていましたが、Googleはサブドメインとサブディレクトリをほぼ同等に扱っているそうです。海外SEO情報ブログ様で詳しく解説されていますので、ご参考になさってください。

 

結論。ドメインを取得して何がしたいのか?が重要。

どのドメインを取得したとしてもSEO効果に大きな差があるわけではありません。結局のところ、SEOはコンテンツ命です。ですが、まずひとつ目のドメインを取得する場合、ドメインがユーザーに与えるイメージというのは、企業のブランディングにはとても重要です。ですから中長期的な戦略を考慮した上でドメインを決めることをおすすめします。
 
会社を作ったからお金がたくさん入るわけではないように、ドメインを取得しWEBサイトを作ったからたくさんのユーザーが見てくれるわけでもありません。要は「そのドメインを取得して何がしたいのか?」、これに尽きると思います。
 
ドメインを決める場合、やはりある程度のネットリテラシーと技術的な知識が必要です。一人で悩むよりも誰かに相談したり、ホームページ制作会社に相談した方が、詳しい情報を得ることができますよ。もちろん、私もお答えしますからね!(いつも「別の制作会社の宣伝してどうする」って言われるので/笑)


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